テーマ:小説

田中芳樹 カルパチア綺想曲

田中芳樹の「カルパチア綺想曲(ラプソディ)」 1次対戦前のヨーロッパを舞台にして、ロンドンからカルパチア山脈へ 当時はまだオーストリア・ハンガリー帝国。しかし、ハンガリーは帝国からの独立運動がさかん。 独立運動のヴルム伯を救助するため、彼の友人ジェラード・アッテンボローはロンドン絵入り新聞の記者として働いている「息子」のジョー…
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令嬢テレジアと華麗なる愛人たち

藤本ひとみの「令嬢テレジアと華麗なる愛人たち」 フランス革命期に生きたテレジア(wikiでは「テレーズ・カバリュス」という表記) スペイン生まれで、フランスの伯爵と結婚。その後、フランス革命でボルドーへ行き、そこで革命指導家の1人、タリアンと会い、愛人となす。 藤本ひとみらしくというか、さらにというか、下手なエロ小説よ…
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わたしを離さないで

映画にもなったカズオ・イシグロの「わたしを離さないで」 イギリスを舞台にして時代は現代ではあるが、移植とクローン技術が進んでいるという設定。 主人公たちは、臓器などの移植用に育てられているクローン。 (とは言え、はっきりとクローンと出てくるのはだいぶ後) 主人公キャシーの独白というか手記という形で話が進んでいく。彼女らの…
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ゲド戦記5 アースシーの風

ゲド戦記4の「帰還」から10年ほどして出版された「アースシーの風」 ゲドの元へ、直しの術を持っているハンノキが現れた。日頃、死んだ妻が夢に現れ、死と生の境目から呼んでくるという。そして、妻だけではなく他の死んだものも呼んでくるため、ハンノキは眠れないという。 魔法を失っていたゲドは、ハンノキをハブナーに向かうようにさせる。 …
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ル=グウィン ゲド戦記3 さいはての島へ

ル=グウィン ゲド戦記の3巻目「さいはての島へ」 アースシーと中心に、魔法が徐々に力を失ってきていた。魔法使いが古(いにしえ)の言葉を忘れ、呪文も忘れてきていた。 若き王子アレンは、そんな知らせをロークの島へもたらす。 大賢人であったゲドは、ロークの島のそれぞれの長から話を聞くが、ゲドは知らせをもたらしたアレンだけを連れて、「…
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アルジャーノンに花束を

ダニエル・キイスの「アルジャーノンに花束を」 精神遅滞のチャーリーは、脳の手術を受けることによって、IQが良くなり「天才化」するが、その効果は一時なもので、退行が始まって、元に戻る。 という時系列をチャーリーの手記という形で書かれている。 「アルジャーノン」というのは、脳手術を人間に施す前に動物実験として手術されたネズミの名前…
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うえむらちか 灯籠

うえむらちかの書きおろし小説「灯籠」。第1章と第2章と分かれていて、第1章は少女「灯(ともり)」が両親の墓の近くで出会った青年・正造との話。 灯は小学校の低学年くらいのお盆のときに、初めて正造と出会う。毎年、お盆の時期の数日間しか会えない二人。灯は大きくなるにつれて、学校の生活に馴染めなくなり、数日間の正造と過ごすことだけを糧に生…
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ジョージ・オーウェル 1984年

ジョージ・オーウェルの古典的未来小説「1984年」。世界はオセアニア、ユーラシア、イースタシアの3大国に分割されていた。主人公ウィンストン・スミスはロンドンに住み、オセアニアの「真理省」に勤め、歴史記録の改ざんの仕事をしていた。 党のスパイと思っていたジュリアがウィンストンを愛していたとわかり、二人は監視の目を逃れ、愛し続ける。し…
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エラントリス 鎖された都の物語

ブランドン・サンダースンのファンタジー「 エラントリス 鎖された都の物語」 エラントリスと言う魔法に護られた輝く都市があった。しかし、ある事変をきっかけに輝きは失われ、逆に汚泥にまみれる街と化す。 エラントリスの血を引く人々も、汚泥にまみれることとなる。エラントリスの隣の都市に住んでいる王子ラオデンは普通の暮らしをしていたが、エ…
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ロジャー・ゼラズニイ  わが名はコンラッド

ロジャー・ゼラズニイの  わが名はコンラッド。 ベガ星系人に支配されている地球。ベガ星系人の支配を受け入れている地球人。 ベガ星系人の統治者を地球の各所に案内するコンラッド。しかして、コンラッドこそが、他の地球人よりも長命で過去の反乱を指揮してきたのだ。 ベガ星系人を暗殺しようとする勢力に対しては、情勢的に賛成できないとしてコ…
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鞍馬天狗 新東京絵図

大佛次郎の鞍馬天狗シリーズの1つ「新東京絵図」 江戸から東京に変わって・・・ 鞍馬天狗は隠居みたいな生活をして、元武士であった若者たちに色々な事を教えていた。 そんな中、天狗は生命を狙われるが軽くかわす。その後、生命を狙った奴が殺されたと聞き、何かあると睨む。 天狗が教えていた若者、男が殺された場所のすぐ近くに住む年老い…
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ジョンQ 最後の決断(ノベライズ)

映画のジョンQを西荻弓絵がノベライズしたもの。 ジョンクィンシーは仕事はしていたが、高資格者であるが故に短縮勤務を強いりられ、月収も減っていた。 そんな中、息子が突然倒れ、心臓病だという。息子を救うには心臓移植しかないと医者から言われる。しかし、ジョンが加入している保険では医療費がまかなえない。彼はある決断をする。その決断とは… …
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石坂洋次郎 あいつと私

あいつと私。石坂洋次郎の青春小説。昭和30年代の終わりに京浜地区の大学に通っていた大学生である浅田けい子の目を通して、クラスメートや「あいつ」黒川三郎の事を語る。 舞台となる大学はちょっと上品な感じの するところ。著者の行っていた大学から して慶応と思われるが。 大学の授業で女性に対する蔑視発言があったとして、注目をあびる三…
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春江一也 ウィーンの冬

春江一也のヨーロッパシリーズの第三段目。ウィーンの冬。 主人公・堀江亮介は任地先から帰国したが、いきなりの出向を命じられた。ノンキャリアの人事の嫌がらせかと思われたが、そこには、外務省の経験を持ったでなければ対処できないが、外務省に在籍しているとできない仕事が待っていた。 日本を中心としたカルト教団がウィーンで北朝鮮のスパイと接…
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古龍  金鵬王朝 

古龍の陸小鳳シリーズの1つ 金鵬王朝  一回、文庫本で抄訳が出たか、今回読んだのは完訳。 陸小鳳は金鵬王国の王子と名乗る人物から裏切り者を始末してほしいと依頼された。 彼らは江湖でも名の知れた人物。どうするのか? 公主や公主のいとこが出てきて、王子の周りの人達が殺されるに至って、話は予想もしない方向に。 謎解きの部…
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ル=グウィン ゲド戦記2 こわれた腕輪

ル=グウィン のゲド戦記2こわれた腕輪 名無き者に使えるところのアチュアンの墓所。そこの巫女であるアルハ。アルハが巫女になるまでと巫女になってから。墓所には迷宮があり、それを「探検」する彼女。ある日、侵入者がいた。しかも、迷宮に立ち入ってはならない男であった。アルハはその男が他の島から来た魔術師だと確信した。 彼女は禁じられてい…
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クリスチャン・ジャック ブラックファラオ

クリスチャン・ジャックのエジプトシリーズの1つ「ブラックファラオ」 第二十五王朝のファラオ・ピアンキの時代。ピアンキはヌビア出身であり上エジプトのナパタにいた。 しかし、下エジプトではリビア人部族が権力争いに明け暮れていた。その中の一人テフナクトが権力争いに勝利し、下エジプトをまとめ上流に攻め行き、ヘルモポリスまで手中に収める。…
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山本兼一 火天の城

山本兼一の火天の城。 信長の安土城を城大工の視点で描く。 信長の常識はずれの発想。それを実現しようとする岡部 又右衛門。自分の腕を過信するその息子・岡部又兵衛以俊。息子と父親との葛藤。 築城を妨害しようとする対抗勢力・六角承禎(じょうてい)の喇叭(忍者)。そして、忍びは意外なところに潜んでいた。 材料集めから建築するとき…
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佐藤賢一 黒い悪魔

佐藤賢一の黒い悪魔。文豪アレクサンドル・デュマの父アレクサンドルの話。 父親が貴族で白人。母親は奴隷で黒人。アレクサンドルは植民地(今のハイチ)で産まれた。小さい頃からコーヒー畑で働いていたが、父がフランスに呼び、放蕩生活。 しかし、混血で植民地出身と言うことで差別も受けてきた。能力に基づかない差別を覚えるアレクサンドル。 そして…
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ル=グウィン ゲド戦記1 影との戦い

アーシュラ・K・ル=グウィンのゲド戦記1 影との戦い。 1ということで、ゲドが魔法に目覚め、魔法の学院に進む。自分の不注意で「影」を放ち、それと向き合うまでの話。 ゲド戦記はシリーズ物になっているけれども、解説を読むとストーリーの時間軸としては結構離れている感じで、実際「1」も話しとしては完結している。 1ではゲドが主役で、…
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タニス・リー 復活のヴェヌス

タニス・リーのヴェヌスの秘録シリーズの4弾目「復活のヴェヌス」。 時は未来。本物のヴェヌスは海に沈み、ドーム都市として復活していた。ミュージシャンであるピカロは先祖がヴェヌスに住んでいると認められていて特別に招待されていた。 一方、ヴェヌスではある計画が進んでいた。墓を暴き、死者を復活させていた。一人は18世紀にいた音楽家のクローデ…
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菅浩江 ゆらぎの森のシエラ

菅浩江のファンタジー「ゆらぎの森のシエラ」。 キヌーヌと呼ばれる土地は魔物が村を襲っていたが、守護神リュクティのお陰で魔物は襲ってこなくなっていた。一方、魔物であった金目は「騎手さま」という少女の声を聴き、人だったときの心を取り戻す。そして、自分を魔物にしたパナードに復讐を誓う。 では、リトルと呼ばれるおかしな少女がいた。金目と…
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堀晃 バビロニア・ウェーブ

堀晃のハードSF「バビロニア・ウェーブ」 太陽系の3光日の位置に発見された定在波レーザーであるバニロニア・ウェーブ。人類はバビロニア・ウェーブからエネルギーを取り出し、またそれを使って太陽系内の移動も行うようになっていた。 操縦士のマキタはダムキナ送電基地へ荷物を運んでいたが、その途中でダムキナ送電基地で事故が発生。地球側の指令…
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宝島

スティーブンスンの「宝島」 子供の頃、アニメは見ていたはずなんだけど、ストーリーは覚えていなく。 図書館で、新訳版が出ていたので読んでみることに。 主人公のジムがいる宿屋にビリーと呼ばれる海賊が泊まりに来たことから話が始まる。 ビリーは「一本足の男」を恐れており、その男を見かけたら、告げるようにジムに言う。 一本足の男は現れ…
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ミストクローク

ブランドン・サンダースンのミストシリーズの第三弾「ミストクローク」 世界は灰に覆われて、エレンドの努力も虚しく、終末に向かっていた。 それでも、各都市に赴き、住民を避難させようとするが、支配王に仕えていた義務官が納めている都市で、ヴィンが捕まってしまう・・・ 果たして、彼らの運命は? 支配王を倒した後に、世界が終末に向か…
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キャプテン・フューチャー 風前の灯!冥王星ドーム都市

キャプテンフューチャーシリーズの一作…ては、なく。キャプテンフューチャーシリーズを翻訳してきた野田宇宙軍大元帥が、エドモントハミルトンの遺族に許可を取って書いたという一作。 3000年という周期の彗星から太陽系への侵略。それを利用して太陽系を我が物としようとする天才科学者ウル・クォルン。それに対抗するフューチャーメン。 破天…
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鞍馬天狗 雁のたより

鞍馬天狗 雁のたより 鞍馬天狗がなじみにしている芸者・小吉から、兄が行方不明になっているとの相談を受ける。兄は鉄砲鍛冶だという。調べてみると、他にも鉄砲鍛冶ヵ行方不明になっていることがわかった。 兄を捜していると、川にかごに入った死体が流れているという。すわ、と思い行ってみると、そちらは若い女性。しかし、状況が気になる鞍馬天狗は…
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不死鳥の剣

剣と魔法の物語傑作選「不死鳥の剣」 収録作品は以下のとおり「ロード・ダンセイニ/サクノスを除いては破るあたわざる堅砦」、「ロバート・E・ハワード/キンメリアのコナン 不死鳥の剣」、「ニッツィン・ダイアリス/サファイアの女神」、「C・L・ムーア/ヘルズガルド城」、「ヘンリー・カットナー/暗黒の砦」、「フリッツ・ライバー/凄涼の岸」、「ジ…
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ヘミングウェイ 武器よさらば

ヘミングウェイの「武器よさらば」。舞台は第一次世界大戦中のイタリア。アメリカ人のヘンリーがイタリア軍に従事して少尉扱いで運搬の業務についていた。野戦病院で、イギリス人の娘・キャサリンと出会い、恋人となる。 ヘンリーは足を負傷し入院。入院した病院に看護婦としてキャサリンがやってきて、関係は深まる。 傷が癒えたヘンリーは再び戦地へ。しか…
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ツヴァイク マリー・アントワネット

シュテファン・ツヴァイクの「マリー・アントワネット」。 文庫本で上下巻なのだが、ボリューム的にはその二倍な感覚。小説とは言っても、解説と言う感じ。 マリーアントワネットの生涯を追っているわけだが、革命が起きる前と起きた後では、彼女の性格と言うか自覚ががらっと変わる。 結婚して子供が産まれるくらいまで(産んでからしばらく後もか?)…
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