世界の合言葉は森

アーシュラ・K・ル・グィンの「世界の合言葉は森」
中篇2編が入っておりタイトルの世界の合言葉は森とアオサギの眼。

「世界の合言葉は森」は地球人の移住先となった星で、原住民と地球人の争いが起きる。原住民と地球人の習慣の違いから来ているのだが・・・
それ以上に地球人側が原住民を知らなすぎるという点から、争いを加速させる。

違う文明(文化)が出会ったときに、どちらかが進んでいるとか遅れているとかって考えると、間違いが起きる。違うというのを前提にして、どうしていくのか?というところか。

原住民と地球人の話って「アバター」もそうだったと思うけど。森が出てくるし。どこまで似ているかは「アバター」を見ていないので、よくわかりません(^^;

ところで、「世界の合言葉は森」は翻訳があまり良いように思われない。非常に読みにくい。

「アオサギの眼」は移住してきた人たちが支配者階層と労働者階層に別れて対立する。労働者階層は「争い」を好まず、新しい開拓地への移住を希望するすることを話し合いで支配社会層に訴えていく。しかし支配者回想は、それを暴力を持って圧するようになる・・・。

支配者回想は、労働者たちによって支えられているということがわからず。逆に言うと、労働者は仕えるのが当たり前的な発想になっている。しかも、発想が硬直化して、不自由の無い生活をしているが、そこには自由は無い。
労働者たちは、新しい開拓地へ行くことによって、真の自由を得ることになる。しかし、生き方を選べることで自由なのかもしれない。

かしずかれて生きていくのがいいのか、自分の責任で生きていくのがいいのか・・・。

ちなみに「アオサギの眼」の翻訳は普通に読めましたね。「世界の~」とは翻訳者違うんだよね。


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