壇一雄原作の小説を緒形拳主演で映画化したもの。 自伝的というかある意味自虐的に、自分の男女関係というか浮気を話しにしており、もっとドロドロな話かと思いきや、結構ユーモアというか男のおろかさが出ていて笑えるところもある。 最後の無頼派の作家と言うものの、家族のこととか奥さんに任せているだけなのね。めんどくさいことがあると、別の女性と同棲してみたり、放浪してみたり。 全体としてしょうがねぇなぁ(苦笑)という感じがするので、ドロドロした感じが思ったよりしないんでしょうね。 葉子の台詞で「こんな楽しいことは長く続かないわ」というのがあるのだが、それをどうにかして続けたかったのが桂の人生だったのかしらとも思ったり。 映像的にはロケが多いと言うこともあるかもしれませんが、色使いとかがきれい。あと、光の使い方ですかね。同じようなシーンで光をうまく使っている感じがするしね。 五島列島とかにも行くんだけど、またこれが海がきれい。で、そこに暮らしている人たちは地味な格好。そこへ桂と葉子があらわれるのだが、都会から帰ってきた葉子の服装が非常に派手で、そういう対比がうまいというか。 エロいシーンもあるので大人向け。そもそも大人じゃないと桂の生き方はなかなか理解できないかと。 |
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